場の理論 †
担当:前野昌弘
授業の内容・講義時間などは受講する学生の希望に応じ、ある程度変えます。
授業の概要 †
相対論的量子力学から始めて、第2量子化、場の理論の基礎と簡単な応用について講義します。時間と要望に応じて、くりこみの概念、対称性と保存則についてなども述べます。
講義内容目次 †
これは昨年の物で、今年は変更する可能性があります。
- 相対論的量子力学
- シュレーディンガー方程式の復習
- Klein-Gordon方程式
- Dirac方程式とその解
- Klein-Gordon方程式の解
- 場の理論につながる量子力学
- 量子力学的状態の表し方
- 量子力学の演算子解法
- Shrodinger表示とHeisenberg表示
- 経路積分による量子力学
- 経路積分と分配関数
- 第2量子化
- 第1量子化から第2量子化へ
- Schrodinger場とKlein-Gordon場の正準量子化
- 場の理論の経路積分
- 場の相互作用
- 相互作用する場のとりあつかい
- 演算子形式での計算
- Feynman Rule
- Fermi粒子の量子化
- Dirac場の正準量子化
- Fermi粒子の経路積分
- 電磁場と物質場の相互作用
- ゲージ原理
- 非相対論的な場と電磁場の相互作用
- 相対論的な場と電磁場の相互作用
- 対称性と保存則
- 古典的対称性(グローバル変換)
- 座標変換を伴う対称性
- 量子論における対称性
- くりこみ
- Feynman図の発散
- 具体例:理論
- 具体例2:Schwinger Model
- 経路積分によるアノマリーの計算
昨年の講義ノートのPDF †
こちらにあります。この講義ノートは時間がなくて飛ばした部分も含んでいるので、実際の講義内容はこれよりは少なくなります。