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理315 |
物性理論
強相関伝導系の電子構造とフェルミ面に関する理論的研究
希土類化合物やウラン化合物の中には「強相関伝導系」と呼ばれる物質群を形成するものがあり、重い電子、価数揺動、複雑な磁気秩序、異方的超伝導など、特異で多彩な物性を示します。相対論的バンド理論を用いて、電子構造とフェルミ面を決定し、特異物性の起源を明らかにしていくことを研究テーマとしています。
これまでの主な研究テーマ
金属凝集やアルカリ金属の電子構造およびフェルミ面について
擬ポテンシャル法によるアルミニウムの電子構造とフェルミ面について
物性物理学における相対論的効果とは(金が黄金色に見えるわけ)
密度汎関数法や群論の方法を基礎として、より詳しく物質の電子構造を求め、物性ごとの個性の起源を明らかにしていくことを目標とします。
なお、研究テーマや大学院生活における学費や日々の過ごし方など相談することがありますので、眞榮平研究室を希望する学生は、事前に私とコンタクトをとって下さい。
研究テーマに応じて適宜決定します
固体の電子状態およびその物性に関する理論的研究を行う予定です。具体的には、固体の物性に関する基本的な理論を学習するとともに、コンピューターを使った計算物理学的手法を用いて、現実の系での固体の電子構造、およびそれにともなう諸物理現象を理論的に研究することを目標にしています。
真理を探究することの難しさ、面白さ、また、研究することの苦しみと苦難を乗り超えたときの楽しさを感じて欲しい。また、科学独特の論理的なものの捉え方、処し方などを身につけて欲しい。これは社会のどの分野においても生きてくるものだと思います。