教官名 | 教官研究室 | 備考(実験室など) |
理210-1 | 理209 | |
理301 |
固体物理学。磁性・輸送現象の測定による実験的方法。X線並びに中性子散乱のよる構造並びに動的応答の研究。
特に,希土類金属及び遷移金属の金属間化合物の極低温度領域における物性を中心に実験的に研究します。物性測定の研究が進展すれば、固体物理をミクロの立場から解明できる中性子散乱により、化合物の構造や揺らぎの情報を研究します。(前者は極低温センターと協力して研究を進めます。また、後者は卒研時のテーマとはならず、修士以降のテーマとなります。)
新しい研究室なので、簡単な実験装置を製作するところから始め、特定の金属間化合物について,その低温物性を実験的に調べます。
測定内容:電気伝導、磁化、帯磁率、熱膨張・磁歪 等。さらに、X線・中性子散乱。
極限環境:強磁場、高圧、低温。
研究対象:金属系および磁性材料の物性研究
具体的には、1、重い電子系超伝導体CeTIn5(T=Co,Rh,Ir)の磁性と伝導
2、重い電子系超伝導体UPd2Al3
3、UGe2の磁性と超伝導 (ウラン化合物は学生のテーマとしません。)
4、ペロブスカイト型Sr3Ru2O7の強磁性と構造相転移
5、低次元酸化物磁性体のスピンギャップ
「現在の研究テーマ」に関連するテーマを選びます。
固体物理学に関する教科書(例えば、キッテル、アシュクロフト=マーミン等)
磁性に関する教科書(金森、永宮等)
低温に関する教科書(Betts, An Introduction to Millikelvin Technology, Cambridge, 1989)
その他、必要に応じて紹介します。
阿曽研究室は新しい研究室です。若くやる気のある皆さんと一緒に、新しい研究室を作って行きましょう。
元気な学生を歓迎します。元気は無くともまじめな学生も歓迎します。
また、必修となる科目に関しては、できるだけ履修済みであることが望ましい。