*◆超大規模系電子構造とその理論---ナノ物質から巨大分子まで--- [#z6b279a0]

''対象者:'' 学部3,4年次、大学院生

''講師:'' 藤原毅夫先生(東京大学 大学総合教育研究センター)

''日程:'' 2011年 11月14日(火)〜  11月18日(金)

''教室:'' 105室

-何故、大規模系か?
-物質の性質と量子力学
-物質中の電子と電子間相互作用
-ナノ系の量子力学
-量子物理学、量子化学の方法
-数理手法(大行列計算)
-ナノ系に見る新しい性質 a. 半導体の表面構造。亀裂伝播と表面再構成
-ナノ系に見る新しい性質 b. ナノワイアの構造と伝導
-ナノ系に見る新しい性質 c. イオン液体、超イオン伝導体




(授業予定などは物理事務室で確認すること)

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CENTER:&color(Red){&size(32){以下、終了分};};
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*◆磁性と圧力の物理 [#d3c7d4ad]

''対象者:'' 学部3年次以上、大学院生

''講師:'' 上床 先生(東京大学 物性研究所)

''日程:'' 2011年 8月4日(火)〜  8月9日(金)

''教室:'' 理複202室

''概要:''
> この講義では、磁性体が示す諸物性現象の基礎的な起源を学ぶと共に、それぞれの現象がどの様に測定に反映され、研究に用いられているかを紹介する。
> また、最近話題の物質を例に挙げ、その物理的概念と考え方を学ぶ。

''授業内容:''
-磁性序論
-各種磁性
-磁気的交換相互作用
-各種磁気秩序
-固体中の電子I:金属・半導体・絶縁体
-固体中の電子II:超伝導
-各種物性測定法と装置開発
-固体の圧力効果I:単元素と非磁性体
-固体の圧力効果II:化合物磁性体およびその他の物質

(授業予定などは物理事務室で確認すること)

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CENTER:&color(Red){&size(32){以下、終了分};};
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[[2010年度の特別講義]]


*◆「結晶分類学」 [#d7881a36]
''受講対象者:'' 4年次,大学院生

''講師:'' 細谷将彦 (琉球大学 名誉教授)

''日程:'' 5/11(火)- 6/1(火) (火4限目)

''教室:'' 複201室

''講演:''
-タイトル「Landau相転移理論の拡張と応用」
-日時 6/1(火) 16:20-
-場所 理313教室
-概要:
>固体の相転移を対称性の自発的な破れとみなすLandau現象論は広範な物質の相転移を包括的に説明する。 Landau理論に使われる対称性は通常の直交変換であるが、これを結晶格子のアフィン変換にまで拡張することにより、任意の点群や空間群の間の群・部分群関係が既約表現によって具体的に求まるようになり、物性物理学のさまざまな問題への応用が広がってくる。



*◆「磁性入門」 [#g064f8b0]
''受講対象者:'' 4年次,大学院生

''日程:'' 5/24(月)- 5/27(木) (時間割は,物理系事務室にあります)

''講師:'' 繁岡透 (山口大大学院 教授)

''教室:'' 複202室

''講演:''
-「正方晶三元化合物RM2T2の磁性」
-日時 5/27(木) 14:40-
-場所 理313教室
-概要:
>希土類三元化合物RM2X2(R=希土類, M=遷移金属, X=Si, Geなど),いわゆる1-2-2化合物,の多くは,正方晶 ThCr2Si2 型の結晶構造をとる。この構造は,R原子が結晶学的に1つのサイトだけを占めるなど,比較的簡単な構造をしている。さらに一つのc面内には同種の原子だけがあり,原子層を形成して2次元的な特徴を持っている。また,原子の組み合わせを変えることにより,多種多様な化合物を作ることができる。重い電子系でかつ超伝導を示す化合物として最初に発見された CeCu2Si2 は有名である。最近,新しい鉄系超伝導化合物として話題を集めている BaFe2As2 などもこの系である。
>このようなことからもわかるように, この系の化合物は,多様な物性を示し,新しい現象や機能を見いだせる可能性を秘めていると考えられる。私は,この化合物系の物性に興味を持ち,単結晶を育成し,主にその磁性を系統的に調べてきている。そして,これまでに興味深い振る舞いを幾つか:“不可逆磁化過程”,“常磁性領域で現れるメタ磁性”,“部分秩序相”など,を見出してきている。講演では,それらから幾つかを紹介する。

*◆低温物理 [#y2471b14]
''受講対象者:'' 学部4年次、大学院生

''講 師:'' 石田 憲二 教授 (京都大学 大学院 理学研究科)

''日程:'' 7 月 6 日(火) 〜 7 月 9 日(金)

''場 所:'' 理複202


''講演:''
-「最近の超伝導研究 〜強相関電子系の超伝導〜」
-日時: 7 月 9 日 5 時限
-場所: 理313
-概要
> 来年で発見100 年を迎える超伝導現象。しかし2008 年の鉄系超伝導体の発見のように、今世紀になって発見された新超伝導体の中には今まで信じられてきた通説を覆すものも少なくない。
>本セミナーでは最近注目されている超伝導体を紹介することにより最近の超伝導研究の現状について紹介したい。

*◆「温度変調法と高分子のスローダイナミクスへの応用」 [#of5fb4ed]
''受講対象者:'' 学部3年次,4年次 及び 大学院修士学生 

''講師:'' 猿山 靖夫 先生(京都工芸繊維大学大学院)

''日程:'' 2010年 11月9日(火)〜11月12日(金)

''授業内容:''
-第1回 熱容量の基礎理論
-第2回 ガラス転移
-第3回 DSCによるガラス転移の測定
-第4回 温度変調DSC
-第5回 擬等温測定
-第6回 温度変調法の実験技術
-第7回 複素熱容量
-第8回 誘電分散,力学分散
-第9回 線形応答
-第10回 温度変調法の拡張

''講演:''
-タイトル 「ガラス転移におけるスローダイナミクスの温度変調法による研究」 
-日時 11月12日(金)16:30〜17:30 
-教室 理313教室 
-概要:
> ガラスとは非晶質固体のことであり、ガラス転移とはガラスと液体との間の状態変化である。見た目では結晶と液体の間の相転移と似ているが、分子レベルでは全く異なる現象であり、そのメカニズムは未だに解明されていない。ガラス転移に伴い、分子の位置交換などの大振幅運動の相関時間が温度低下に伴って急激に増大するため、スローダイナミクスの典型として知られている。このスローダイナミクスについて、温度変調法により得られた最近の実験結果を紹介し、ガラス転移のモデルとの関係についても考察する。 


[[2009年度の特別講義]]

[[2008年度の特別講義]]

[[2007年度の特別講義]]


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