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*「固体電子物性」 [#k2cc0f84]
-物質基礎学特論II ('大学院)
''担当教員:'' 椎名亮輔
''単位:'' 2
''教室:'' 理105
''授業内容と方法''
> 授業前半では、電子気体からバンド理論まで、一体電子状態に基礎を置く固体物性について学ぶ。後半では、第2量子化による多体波動関数の記述法をベースに、近藤効果や磁性の基礎理論を概観する。
> 本講義は、(講師が理論屋なので)理論構成に重きを置いたものになりますが、物性物理の研究の最前線では、理論・実験は表裏一体で、実験の解釈には理論的知識が不可欠です。というわけで、実験系の学生さんにも是非受講して欲しいと思ってます。
''評価基準と評価方法''
> 出席とレポートで評価する。
''履修条件''
> 大学院生。ただし、学部で量子力学と統計力学の基礎を修得していること。  
''授業計画''
> 以下の順で、各項目に2、3コマずつをあてる予定。ただし、後半の詳細内容については、授業の進行具合を見て判断する。
-電子気体の熱力学(フェルミ統計、電子比熱、パウリ常磁性、フェルミ液体効果)
-電子気体の輸送特性(ボルツマン方程式、電気抵抗、フォノン散乱)
-バンド理論(ブロッホの定理、ブリルアンゾーン、ほとんど自由な電子、強束縛近似)
-多体波動関数の基礎(スレーター行列、生成消滅演算子、多電子ハミルトニアン)
-ハバードモデルの物理(平均場近似、強磁性、反強磁性、金属絶縁体転移)
-近藤効果(近藤モデル、摂動計算、近藤温度)
-近藤格子系の物理(周期アンダーソンモデル、重い電子状態)
''事前・事後学習''
> レポートを通して、授業内容を改めて考える。  
''備考(メッセージ)''
>・ 直前にテキストを配布予定。
''授業日程''
>8/2(火)3,4限、 8/4(木)2,3,4限、 8/5(金)3,4限、8/16(火)2,3,4限、 8/17(水)2,3,4限、 8/18(木)3,4限
''登録期間・場所''
>平成28年7月14日(木) 〜 7月29(金) 物理系事務室(理学部本館A208室)
*「重い電子系の物理」 [#l1780d94]
-物理学特別セミナーF 「重い電子系の物理」 (学部)
-物理学セミナーVI 「重い電子系の物理」 (大学院)
''担当教員:'' 大貫惇睦
''単位:'' 1
''教室:'' 理313(予定)
''授業内容と方法:''
>物性物理学は通常、物質の構成、格子振動、金属電子論、半導体と光物性、誘電的性質、超伝導、磁性のような分類でまとめられている。これらの基本的考えをすべて理解した上で、新物質の解明にチャレンジすることが大切である。重い電子系の物理を意識しつつ、物性物理学を全般的に学ぶ。黒板での講義なのでノートを持参すること。
>講義日程は、6/16 より毎週水、木の1限目に予定している。
>(6/16, 6/22, 6/23, 6/29, 6/30, 7/6, 7/7)
''達成目標:''
>一般的な物性物理学の教科書の内容が理解できるようになること
''評価基準と評価方法:''
>出席とレポートで評価する。毎回基本となるレポートを出題し、次回講義までに提出してもらう。
''履修条件:''
>学部4年次・大学院生
''授業計画:''
-格子振動と格子比熱(6/16)
-バンド理論と物質の分類(6/22)
-超伝導(6/23)
-磁性1(6/29)
-磁性2(6/30)
-固体の電気抵抗、比熱、磁化率、磁化(7/6, 7/7)
''テキスト:''
>(以下の URL からダウンロードして準備すること)
https://goo.gl/P7PC0Z
(↑ここをクリックしてもうまくいかない場合は上記テキストをコピー&ペーストせよ)
''参考書:''
-物性物理学 大貫惇睦編著(朝倉書店)
-重い電子系の物理 上田和夫、大貫惇睦著(裳華房)
''オフィスアワー:''
>平日12:00 〜 13:00(理107室)
''メールアドレス:''
>onuki_at_phys.u-ryukyu.ac.jp (_at_ を@に変えてください)
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[[2015年度の特別講義]]
[[2014年度の特別講義]]
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[[2011年度の特別講義]]
[[2010年度の特別講義]]
[[2009年度の特別講義]]
[[2008年度の特別講義]]
[[2007年度の特別講義]]