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矢ヶ崎先生の退職記念事業への登録フォームです。
 
ごあんない

 謹啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます.

 さて,琉球大学理学部教授矢ヶ崎克馬先生が2009年3月31日をもって定年退職されます.

 矢ヶ崎先生は,1974 (昭和49)年3月広島大学大学院理学研究科博士課程を単位取得退学され,同年4月琉球大学理工学部物理学科に助手として赴任されました.1982年10月に,「希土類金属間化合物の磁性と電流磁気効果」に関する研究で広島大学から理学博士の学位を授与されました.1985年12月に琉球大学理学部助教授,1990年7月には琉球大学理学部教授に昇任され,35年の長きにわたり琉球大学の教育・研究の発展に尽力されてきました.  矢ヶ崎先生は,「真理は常に具体的である」をモットーに,学生が納得して学習すること,具体的考察能力を身につけて自立することを支援してこられました.専門教科書「力学入門」(裳華房)の執筆,物理学実験に関する学生との共著論文,「量子状態で整理した周期律表」の創作など,ユニークな教育家として活躍されてきました.また,共通教育の総合的な科目「核の科学」,理学部改組時には5人1クラスの「基礎ゼミ」の開設にも指導的役割を果たされました.この間,研究室からは100人余の卒業生を輩出し,大学院理工学研究科では指導教員としておよそ30人の修士と博士の学位授与に関わってこられました.

 研究面では,装置のほとんどない首里キャンパスの頃から手作りの測定装置で研究を始められましたが,千原キャンパスへ移転するに伴い極低温センターの設立に尽力され,1991年には沖縄初のヘリウムの液化が開始されています.この間,希土類金属間化合物およびウラン系化合物の磁気的性質および輸送特性についての基礎研究を継続され,国際的にも幅広い共同研究を展開されてきました.また,1986年から1年間,米国アイオワ州立大学エイムス研究所にて客員研究員,1989年にはフランス国立研究所(グルノーブル)に文部省在外研究員として滞在されています.

 大学の管理運営では,理学部評議員,学生部長,物理学科長,理学部補導主任,そして理学部長および理工学研究科長を歴任され,学科,学部および大学の運営にも多大な貢献をされてきました.社会等における活躍としては,1984年には小学生・中学生を対象とした「分かりやすい科学教室」を理学部有志とともに開設されました.また,2003年頃からは被爆者の被曝線量評価体系に対する検討を始め,戦後の被曝問題の整理に貢献されています.

 先生の永年のご功績をたたえ,今後ますますのご活躍とご健康を祈念し,別紙の通り「最終講義」および「退職記念パーティー」を開催いたします.時節柄,ご多忙のことと存じますが万障お繰り合わせの上,ご臨席賜りますようご案内申し上げます.また,お知り合いの関係する方々へもご連絡いただければ幸いです.

謹白
矢ヶ崎克馬教授退職記念事業実行委員会
 

最終講義

日時 2009年2月13日 金曜日 13時30分-15時
場所 琉球大学理系複合棟102室

退職祝賀会

日時 2009年2月13日 金曜日 午後7時
場所 ホテル日航那覇グランドキャッスル20階 スカイビュープラザ
会費 1万円 (記念品代を含む)

記念品代(2千円)のみのご芳志も有り難く受け賜ります.

 
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