今日の講義の内容

 テキスト(PDF:クリックしてダウンロード)のルジャンドル変換のところを、

を使って説明。テキストは第3章(PDF:クリックしてダウンロード)を配ったのだけど、そこまではいかず。

 ルジャンドル変換をだいぶ力説したのだけど、これは「独立変数を変えても微係数を変えたくない→だから微分される関数の方を変える」というテクニック。なぜこれが重要かというと、熱力学ではエネルギーに対応する「熱力学関数」なるものが出てきて、これを微分することで圧力やら体積やら温度やら(まだ出てきてないけど)エントロピーやら、という重要な量が導ける。それらの重要な量の情報が損なわれないようにエネルギー(のようなもの)の独立変数を変えたい、というのが目的である。

 次回からは熱力学に入ろう。

受講者の感想・コメント

受講者の感想・コメント

 青字は受講者からの声、赤字は前野よりの返答です。

 主なもの、代表的なもののみについて記し、回答しています。


難しかった(多数)。
質問しよう。

Legendre変換は計算は簡単かなと思った。独立変数の取り方がたくさんありそうなので、いろんな例をやってみたいと思った。
いろいろ計算やってみてください。

もう5月なの、時が経つの早すぎませんか? しんどいですね。
うかうかしているとすぐ前期終わっちゃうよ。

Legendre変換は「情報を失わない変換」というのは何度も言われてきたが、何の情報なのか具体的にしっくりこなかったしかし「2変数関数f(x,y)で一方の変数を変えたときの変えなかった方の関数による偏微分」の値が変わらないような変換ということがわかってしっくりきた。
熱力学ではその「偏微分」がとても大事なので、失いたくないのです。

僕の脳みそも大切な情報が失われないように頭をルジャンドル変換してきます。
独立変数を何から何に変えるんだろう???。

速く教科書欲しいです。
もう少し待ってね。

タブレット使うの久しぶりでした。
これから熱力学でも少し使います。

確かに前回の計算はルジャンドル変換になっていた。今まで見えてなかったルジャンドル変換を見えるようになったのがよかった。
物理的に言うと、「関連するエネルギーがあるならそれを足す」という計算になってます。

ルジャンドル変換、演習の時間で出てきたときは、何をしているのか何のためにしているのかよくわからなかったけど、今日でありがたさが少しわかった。
とってもありがたいものなんですよ。

ゴールデンウィーク楽しいですか?
お仕事いっぱいです。

ゴールデンウィークだ〜〜〜い♪
楽しそうでいいですね。


授業の内容