今日の講義の内容

 テキスト第4章(PDF:クリックしてダウンロード)の残り、理想気体の場合の断熱操作と定積熱容量の話をしたあと、テキスト第5章(PDF:クリックしてダウンロード)に入りました。

 今日は5.2.1のKelvinの原理を出したところまでで時間切れだったので、最後に少し飛ばして平和鳥を見せて種明かしをして終わりました。次回はKelvinの原理とPlanckの原理の関係をやった後、最大仕事の話に進みます。

受講者の感想・コメント

受講者の感想・コメント

 青字は受講者からの声、赤字は前野よりの返答です。

 主なもの、代表的なもののみについて記し、回答しています。


他の授業よりも計算式が少なくて、話が多いですね。
今はまだ原理のあたりをやっているので。そのうち数式たくさん出てきます。

${\cal S}$って何なんだろうなと思った。
後でわかります。

$PV=NRT$は高校のときから馴染みのある式なので、久々に出てきて、安心した。
ある意味基本中の基本なので、この後基本からは脱していきましょう。

Kelvinの原理とPlanckの原理はどちらも熱力学第二法則で同じ主張かと思ったが、表向きは等温と断熱という条件の違いがあるんだな、と思った。。
等価ではあるけど、使う状況は変わってきますね。

温度差があるとエンジンが動くというのが理解できた。
温度差は大事(少しさきでカルノーの定理というのをやります)。

地球上を等温環境とみなせばKelvinの原理からエネルギーを取り出せないが、現実には太陽などにより温度差がある(等温環境ではない)のでエネルギー生み出せるという説明には納得がいった。
温度差を作ってくれるもの(太陽)がないとどんどんエネルギーが枯渇します。

鳥のおもちゃが面白かった(多数)。
ちゃんと動くのが見ていて楽しいですね。

最近、自分の中で「なんで?」と聞いてくる人の元気がない。家でじっくり復習する。
それはいかんですね、物理屋としては由々しき事態。しっかり休んで復活してください。

授業の内容