研究室名 | 教官名 | 教官研究室 | 備考(実験室など) |
宇宙物理学研究室 | 理系複合棟507 | 理系複合棟504 | |
理系複合棟505 | 理系複合棟502 |
宇宙物理学、一般相対性理論、自己重力系の数値流体力学
第2世代のレーザー干渉型重力波検出器(AdvLIGO/AdvVIRGO/KAGRA)が2016年末にも稼動を開始する予定になっています。これらの次世代の検出器で、いよいよ重力波を直接検出できるだろうと考えられています。また、人工衛星を利用したスペース重力波検出器(LISA/DECIGO)の計画も進んでいます。重力波観測はアインシュタインの一般相対性理論を検証するためだけではなく、宇宙に向けた新たな望遠鏡を人類が手にすることでもあります。
本研究室ではもっとも有望な重力波源である、 高密度星やブラックホールの連星の最終円軌道から合体まで を主に数値解析の手法を用いて、研究しています。このような理論研究の成果を将来の重力波観測で検証することで、高密度中性子星物質の状態やブッラクホールのダイナミクスを解明することに役立てたいと考えています。 またこのほかにも、高速回転している中性子星や恒星の研究なども行っています。
相対論的宇宙物理学の学習と、高密度星の比較的簡単な数値計算法の開発などを 考えています。
テーマに応じて適当なものを選択します。この分野でよく使われる教科書としては、 「Black Holes, White Dwarfs, and Neutron Stars」Shapiro & Teukolsky、があります。学部生向けには宇宙物理の概論的な教科書を読むことも考えています。
主として宇宙物理の分野の中で、一般相対論が必要になる強い重力場を持った天体の理論的研究を行なっています。宇宙物理学の研究には、様々な分野の物理を総合して研究を進める応用的なテーマと、一般相対論のようなある特定の分野を深く理解しながら進めるテーマがあると思います。今後は研究室に来た皆さんと相談して、研究テーマも増やして行きたいと思っています。
学問に王道なし。