教官名 | 教官研究室 | 備考(実験室など) |
複506 | 研究基盤センター極低温施設 |
固体物性. 磁性・輸送現象の測定による実験的方法.
強磁場,高圧および高温等の極限環境における金属系の輸送特性および磁性等の物性研究
これまでの研究テーマ
・近角聡信著「強磁性体の物理」,キッテル著「固体物理入門」,ザイマン著「固体物理の基礎」等.
本研究室では,希土類(ランタナイド)や遷移金属(鉄族元素)の金属間化合物(金属元素同士の化合物)の物性を電気的,磁気的及び熱的実験手段を用いて研究している.希土類は、原子の深いところに位置する磁性を担う4f電子を持ち,これらの4f電子同士およびf電子と伝導電子の相互作用により,様々な興味深い物性が織りなされる(磁性体,強相関伝導系物質,重い電子系物質,Kondo物質,超伝導体など).研究室及び実験室は理学部と極低温センター内にあり,試料を作成し,液体ヘリウム温度領域(1.5K-)から高温(1300Kまで)の温度範囲で,17Tまでの強磁場(超伝導磁石、電磁石による)および2GPa(大気圧の2万倍,1平方センチあたり20トンの重さ)までの高圧力を加えて測定を行っている.2022年4月現在,本研究室には大学院前期(修士)課程学生2名及び卒研生2名が所属している.