梯研究室

教官名教官研究室備考(実験室など)
(かけはし) 祥郎(よしろう)理308

英語版(English Page)

専門・研究方法

物性理論 : 磁性と電子相関,多体系の統計力学,固体の励起

現在の研究テーマ

  1. 遍歴磁性体の統計力学的研究
  2. 磁気構造の分子動力学理論
  3. 電子相関を取り入れた第1原理電子構造計算
  4. 強く相関する電子の非局所励起の理論
  5. 酸化物超伝導体の理論的研究
  6. 動的有効媒質理論に基づく金属・絶縁体転移の研究

卒業研究

卒研テーマ「現在の研究テーマ」の中から卒論生・修論生の希望に応じて選択してもらいます.

使用テキスト等

必要に応じて使用します.

研究室紹介

物質における電子とそのスピンが引き起こす多様な振る舞いを「電子相関と磁性」という観点から研究しています.人類は所謂「磁石」を1万年前から知っていましたが,それが物質の中の電子が持っている「磁石」によって発生していること,そしてそれが量子力学によって初めて理解されることが解ってきたのはわずかこの70年の間のことです.特に,金属では磁性を担っている電子達が互いにクーロン力を及ぼしあいながら(これを電子相関と言う)磁化を発生させているので,その理論的取り扱いは大変難しく,現在でも現代物理学の主要なテーマの1つになっています.この量子力学的多体系としての電子の振る舞いは磁性に限らず,金属・絶縁体転移や酸化物超伝導物性等ほとんどの物質の性質を理解する上で重要になってきます.私達の研究室では,この多電子系を取り扱う方法を開発し,それを用いて様々な物性を定量的に説明したり,物質の新しい性質を理論的に予言する営みを行なっています.

研究室一覧に戻る

トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2007-08-15 (水) 14:00:26 (6099d)