*今後の予定 [#n9519331]

&color(Red){★2010年6月1日(火)16:20〜};

''場 所:'' 理学部313教室

''講演者:'' 細谷将彦 (琉球大学 名誉教授)

''講演題名:'' 「Landau相転移理論の拡張と応用」

''概要:''
>固体の相転移を対称性の自発的な破れとみなすLandau現象論は広範な物質の相転移を包括的に説明する。 Landau理論に使われる対称性は通常の直交変換であるが、これを結晶格子のアフィン変換にまで拡張することにより、任意の点群や空間群の間の群・部分群関係が既約表現によって具体的に求まるようになり、物性物理学のさまざまな問題への応用が広がってくる。

&color(Red){★2010年6月24日(木)16:20〜};

''場 所:'' 理学部313教室

''講演者:'' 田中秀和准教授(北海道大学 低温科学研究所)

''題名:'' 惑星のできるまで

''概要:''
>惑星形成論は1970年代の京都モデルなどをもとにして徐々に発展してきた.1995年に他の恒星をまわる惑星が初めて発見され以来現在までに400個以上の太陽系外惑星が発見されており、惑星形成論は多くの研究者の注目を集めるようになってきた。地球のような生命をもつ太陽系外惑星の発見も夢ではなくなっている。本講演では、惑星形成論や太陽系外惑星の研究最前線を講演者の研究を交えつつ紹介する。


&color(Red){★2010年7月9日(金) 16:20〜};

''場所:'' 理313

''講演者:'' 石田 憲二 教授 (京都大学 大学院 理学研究科)

''講演題名:'' 最近の超伝導研究 〜強相関電子系の超伝導〜

''概要:''
>来年で発見100 年を迎える超伝導現象。しかし2008 年の鉄系超伝導体の発見のように、今世紀になって発見された新超伝導体の中には今まで信じられてきた通説を覆すものも少なくない。
>本セミナーでは最近注目されている超伝導体を紹介することにより最近の超伝導研究の現状について紹介したい。



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*過去の談話会 [#d1ecb0df]

&color(Red){★2010年5月27日(木)14:40〜};

''場 所:'' 理学部313教室

''講演者:'' 繁岡透 (山口大大学院 教授)

''講演題名:'' 「正方晶三元化合物RM2T2の磁性」

''概要:''
>希土類三元化合物RM2X2(R=希土類, M=遷移金属, X=Si, Geなど),いわゆる1-2-2化合物,の多くは,正方晶 ThCr2Si2 型の結晶構造をとる。この構造は,R原子が結晶学的に1つのサイトだけを占めるなど,比較的簡単な構造をしている。さらに一つのc面内には同種の
原子だけがあり,原子層を形成して2次元的な特徴を持っている。また,原子の組み合わせを変えることにより,多種多様な化合物を作ることができる。重い電子系でかつ超伝導を示す化合物として最初に発見された CeCu2Si2 は有名である。最近,新しい鉄系超伝導化合物と
して話題を集めている BaFe2As2 などもこの系である。
>このようなことからもわかるように, この系の化合物は,多様な物性を示し,新しい現象や機能を見いだせる可能性を秘めていると考えられる。私は,この化合物系の物性に興味を持ち,単結晶を育成し,主にその磁性を系統的に調べてきている。そして,これまでに興味深い振る舞いを幾つか:“不可逆磁化過程”,“常磁性領域で現れるメタ磁性”,“部分秩序相”など,を見出してきている。講演では,それらから幾つかを紹介する。

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[[2009年度の談話会]]

[[2008年度の談話会]]

[[2007年度の談話会]]

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