#mathjax *今後の予定 [#n9519331] &color(Red){★平成28年10月31日(月)17:00-18:00}; ''場 所:'' 理学部A313教室 ''講演者:'' 白石 希典 先生 (東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構) ''講演題名:'' Symmetry in our Universe? ''講演概要:'' >Parity and rotational invariances are basic assumptions in the standard cosmology, while there are possibilities violating them. Such symmetry breakings will imprint very rich signatures in late-time phenomena. Especially, the cosmic microwave background (CMB) anisotropies will change its face drastically, corresponding to the symmetry-breaking types, since the harmonic-space representation is very sensitive to the statistical, spin and angular dependences of cosmological perturbations. I would talk the recent searches for symmetry breakings in CMB. &color(Red){★平成28年11月01日(火)16:20-17:20}; ''場 所:'' 理学部C114教室 ''講演者:'' 白水 徹也 先生 (名古屋大学大学院多元数理科学研究科) ''講演題名:'' 広がる一般相対論の世界 ''講演概要:'' >ニュートンの万有引力の発見にはじまりアインシュタインの一般相対論を土台に 私たちは宇宙の理解を深めてきました. また,今年に入って時空のさざ波である「重力波」検出のニュースもありました. このように一般相対性理論は宇宙の理解において欠かすことのできない存在です. また,驚くべきことに複雑な物質の理解にも応用されています. 広がる一般相対論の世界について語ります. &color(Red){★平成28年11月10日(月)16:20-17:20}; ''場 所:'' 理学部A313教室 ''講演者:'' 山本 健 先生 (琉球大学理学部物質地球科学科物理系) ''講演題名:''「ベキ分布を通して複雑系を見る」 ''講演概要:'' >本講演では,「ベキ分布」という確率分布に焦点を当てます. はじめに,ベキ分布の数学的な性質や物理系との関わりについて概説します. 次に,ベキ分布が密接に関係する対象として,フラクタル,複雑ネットワーク,および経済現象について,自身の研究と関連させながらお話します. &color(Red){★平成28年11月15日(火)16:20-17:20}; ''場 所:'' 理学部A313教室 ''講演者:'' 久保 結丸 先生 (沖縄科学技術大学院大学OIST) ''講演題名:'' 磁気共鳴の量子限界 ''講演概要:'' >超伝導量子回路(Circuit Quantum ElectroDynamics)の技術を応用して量子限界の感度を持つ低温スピン共鳴分光器を実証した [1].通常の磁気共鳴で信号を検出するためには,共振器と共鳴しているスピンがラーモア歳差運動の最中に放出するマイクロ波或いはラジオ波のシグナルを“インダクティブに”検出する方法が一般的である.しかしながら,スピンの偏極率の悪さ,スピンと共振器との相互作用が小さいこと,そして増幅器を含めた測定ラインの雑音が非常に大きいこと,の3つの主な理由により,電子スピン共鳴(ESR)室温における感度は非常に悪い(〜10^13 Hz^(-1/2)). 我々はQ値(特性係数)が非常に高い二次元の超伝導共振器を用いて希釈冷凍機内で実験を行い,雑音が物理的に最小(量子揺らぎ)のみを持つ増幅器(超伝導ジョセフソンパラメトリック増幅器 [2])を用いることでこれらを克服した.実証したESR分光器はこれまで報告されていた最高値より4桁以上良い感度でスピン共鳴を検出することが可能である. この分光器を用いて,固体中のスピンにおいて緩和時間の加速(Purcel 効果)及び制御にも初めて成功した[3]. >[1] A. Bienfait et al., Nat Nano 11, 253 (2016). >[2] Zhou et al., Phys. Rev. B 89 214517 (2014). >[3] A. Bienfait et al., Nature 531 74 (2016). ---------------------------------------------------- *過去の談話会 [#d1ecb0df] &color(Red){★平成28年4月22日(金)16:20-17:20}; ''場 所:'' 理学部313教室 ''講演者:'' 椎名 亮輔 先生 (琉球大学理学部物質地球科学科物理系) ''講演題名:''「強相関電子系と隠れた秩序変数」 ''講演概要:'' >電子間のクーロン力が極めて強い固体物質群「強相関電子系」は,一電子の個性からは 想像もつかない不可思議な現象を創出する魅力的な研究対象です.本講演の前半では, 強相関電子系を巡る歴史的経緯を概観し,そのなかで私が深く関わってきた「隠れた秩序変数」の研究の進展についてお話しします.講演の後半では,隠れた秩序の発展問題であるスクッテルダイト化合物SmRu4P12の異常物性と最新の理論研究を紹介します. --------------------------------------------- ---- [[2015年度の談話会]] [[2014年度の談話会]] [[2013年度の談話会]] [[2012年度の談話会]] [[2011年度の談話会]] [[2010年度の談話会]] [[2009年度の談話会]] [[2008年度の談話会]] [[2007年度の談話会]]