*物理シミュレーションによる視覚化を用いたインタラクティブな授業展開 [#e2e6b89b] 琉球大学物理系では、物理学の授業の一部にandroidタブレットを使ったシミュレーションを取り入れます。 androidタブレットは、タッチパネルを使ったインターフェイスを持っています。この「触って動かす」機能をうまく使うことで物理現象のイメージを理解する助けになると思われます。 **落体の運動のシミュレーション [#ob44bb70] 落体の運動の速度・加速度などを表示します。物体は指で「持って投げる」ことができ、速度や加速度を実感して学べます。 #ref(xva2.png) -androidタブレットの加速度センサーにも対応していて、タブレットを傾けることで物体が「下に落ちる」ということも起こせます。 -機種によっては、gセンサの方向が90度ずれることがあります。その時は「角度修正」のボタンを押して正しい角度になるようにしてください。 -&color(Red){2011.11.5}; 力の作用点に●をつけました。 -&color(Red){2011.11.15}; ドラッグしている時の表現を変えました。他、バグ取りしました。 apkファイルは[[ここ>http://www.phys.u-ryukyu.ac.jp/~maeno/android/xva.apk]]からダウンロードできます。 **振動のシミュレーション [#u7ce4af4] -ばねの弾性力と、速度に比例する空気抵抗が働いた場合の運動のシミュレーションです。 -ばね定数と抵抗力の強さは上にあるスライダで調整できます。 -最初の位置と初速度は、物体をドラッグすることで変化させることができます。指を離すとその時の位置と速度を初期値として運動が続きます。 -右にあるグラフは横軸を時間として、今後の運動を示しています。 -スライダによる調整では、初期値は変わりません。ばね定数や空気抵抗が変わることで、初期値が同じでも違う運動になることを確かめてください。 -ボタン「t=0」を押すと、時間の最初に戻ってアニメーションが始まります。 -運動方程式(二階微分方程式)の解なので、独立な解は二つあります。真ん中あたりにある「解1/2」とあるボタンを押すと、運動を二つの独立な解に分解して、薄い赤と薄い青で示します。 #ref(sindou.png) apkファイルは[[ここ>http://www.phys.u-ryukyu.ac.jp/~maeno/android/Oscillator.apk]]からダウンロードできます。 **惑星の運動のシミュレーション [#u5aa660a] 赤い●が太陽、緑の●が惑星です。惑星に働く力、速度、加速度、面積速度を表示します。太陽は動きません。 #ref(GMm.png) -こちらはgセンサには対応していません。 -指で動かすことができます。速度を与えすぎると宇宙の彼方まで飛んでいく(双曲線運動)ので気をつけてください。 -「円運動開始」ボタンを押すと、適当なところで円運動を始めます。宇宙の先まで飛んでいってしまった時に使って下さい。 -「ブレーキ」を押すと速さが1割減ります。どのように軌道が変わるかを確認してください。 -&color(Red){2011.11.5}; 力の作用点に●をつけました。 -&color(Red){2011.11.15}; ドラッグしている時の表現を変えました。他、バグ取りしました。 apkファイルは[[ここ>http://www.phys.u-ryukyu.ac.jp/~maeno/android/GMm.apk]]からダウンロードできます。 **2体のケプラー運動 [#c3d19b58] 今度は二つの物体両方が動きます。他はほぼ上のと同じです。 -重心を表示するボタンがついてます。 -マルチタッチで二つの物体を2本の指で操作することができます。ぶつけたり、スレスレですれ違わせたりできます。 -&color(Red){2011.11.10}; ちょっとバグ取り。 -&color(Red){2011.11.15}; ドラッグしている時の表現を変えました。他、バグ取りしました。 -&color(Red){2011.11.16};「重心速度を表示する」スイッチと、 「重心を止める」ボタンをつけました。 #ref(Kepler.png) apkファイルは[[ここ>http://www.phys.u-ryukyu.ac.jp/~maeno/android/Kepler.apk]]からダウンロードできます。 **電気力線と等電位線を描く [#w122a454] 二つの電荷が作る電気力線と等電位線を描きます。 -マルチタッチに対応しているので、2本の指で2つの電荷を同時に動かせます。 -等電位線を書くのに時間がかかるので、ドラッグ中は描かせないようにしています。 -電気量は、右の方にある←→のボタンで調整できます。 -クーロン力は(力)のボタンを押すことで描くか描かないかがトグルします。 -電荷1による電場、電荷2による電場、合成電場をそれぞれ(E1)(E2)(合成E)のボタンで描くかどうかを決められます。 -合成電場は、強さも(矢印の長さで)表現するかしないかを変えることができます。(大きさも)となっている時は大きさも表現され、(向きのみ)となっている時は向きだけが表示されます。 -&color(Red){2011.11.5}; 力の作用点に●をつけました。 -&color(Red){2011.11.5}; アイコンつけました。 #ref(denba1.png) apkファイルは[[ここ>http://www.phys.u-ryukyu.ac.jp/~maeno/android/denba.apk]]からダウンロードできます。 *androidにインストールする時の注意 [#nec14437] android(バージョン2.1以上)の走る携帯電話やタブレットPCなどがあれば、apkファイルをダウンロードしてインストールすることでここにあるシミュレーションを使えます。↑の「ここからダウンロードできます」の「ここ」をクリックしてダウンロードしてください。 ダウンロードしたファイルがどこに入るかは機種によって違いますので、探してクリックしてインストールしてください。 「提供元不明のアプリ(サードパーティアプリケーションのインストールを許可する)」という設定になっていないとインストールできないことがあります。その時は、設定>アプリケーション>提供元不明のアプリ」を許可してください。 *パソコンをお使いの方 [#v8bcdfc8] ここにあるプログラムと同様のプログラム(javaアプレット)を -[[高校物理で使えるアプレット集>http://www.phys.u-ryukyu.ac.jp/~maeno/Java/index.html]] -[[よくわかる電磁気学のシミュレーションのページ>http://irobutsu.a.la9.jp/mybook/ykwkrEM/sim.html]] -[[量子力学アプレット集>http://www.phys.u-ryukyu.ac.jp/~maeno/JavaQM/index.html]] -[[相対論アプレット集>http://www.phys.u-ryukyu.ac.jp/~maeno/JavaRel/index.html]] などに置いてありますので、androidをお持ちでない方は試してみてください。 *バグ報告・御要望など [#s4a0427e] 以下の掲示板にどうぞ。 #article