電車の思考実験

 下のプログラムがうまく動かない、という人はSUNのjavaの広場のページに いってjavaをダウンロードしてインストールしてみてください。

 同時の相対性を説明するための電車の思考実験の概念的説明です。



javaアプレット(速度0の時)
 アプレットを起動させると、左の図のように電車の両端から光(●で表した)が出て、中央の人のいるところですれ違う。
 下の方にある「もう一度最初から」のボタンを押すと、また光(●)が出るので、何度でもやってみて欲しい。これは電車が静止した状態である。
 下の方のスライダーを動かすことで、電車の速度を変化させることができる。電車の速度を変化させ つつ、何度も光を出してみて欲しい。この光は常に同じ速度で動くので、電車が動いている状態では、人の前ですれ違わなくなるはずである。アニメーションを 見ながら実感して欲しい。

下の方にある「同時刻のずれ」というチェックボックスをONにすると、光(●)の出るタイミ ングがずれて、ちょうと人のいる所で二つの光がすれ違うように なる。時間のずれがあるとうまく「人間の前を光が通る」という物理現象の同時性が回復するということに注意。その代わり、「光が出る瞬間」の同時性は犠牲 にされていることになる。なお、javaアプレットは右下にある「アニメ」のチェックボックスをOFFにするとアニメーションではなく時間経過を表す図を 見ることができるので、そっちも見て欲しい。その状態で「同時刻のずれ」のチェックボックスをONにしたりOFFにしたりすると、同時刻のずれがないとう まくいかないことがわかると思う。

電車と光の連続写真?


 くわしい説明は2006年度 「相対論」講義録の第5回を見てください。

 ソースコード:densha.java
 下請けクラスのソースコード:AnimeApplet.java