2. スクリプトファイルの作成
scilabを起動して入力してみると,一行ずつ実行されることがわかると思います。

実際に計算する場合に,毎回一行ずつ入力・実行するわけにはいきません(そんなめんどくさい…)。 そこで,スクリプトファイルを作成する必要があります。スクリプトファイルは通常のテキストファイルですので,ノートパッドや秀丸で作成してもかまいませんが,ここではscilab付属のエディタを使います。
scilabを立ち上げた後に,scipadと打ち込んで実行(Enterキーを押す)か,窓の上の方にあるEditorをクリックして下さい。そうすると下記のような窓が立ち上がると思います。これがエディタです。

ここにスクリプトを書き込んでいきます。入力例を示します。

入力した内容を実行するには,ExecuteメニューからLoad into Scilabを選びます。(下図)

実行された結果やエラーなどはメインウィンドウ(このページの一番上の図)に表示されます。この入力例ではsinのグラフが表示されるはずです。
作成したスクリプトファイルは保存しないともちろん無くなります。save(上書き保存),もしくはsave as(名前をつけて保存)から保存して下さい。注意すべき点は,2バイト文字(日本語など)を使用しているフォルダ(もしくはパスに日本語があるフォルダ)はscilabでは使用しない方がいいと言うことです。

ちなみに,scilabではスクリプトファイルの拡張子はsceで関数の拡張子はsciとするようです。実際のところ,スクリプトファイルにsciと拡張子をつけても何も問題はありませんが。