),L,mのみのはずである。Lは文字通り[L]の次元を、mも[M]の次元を持つ。
は時間で割る(振動数をかける)とエネルギー[ML2T−2]になるのだから、[ML2T−1]という次元を持っている。この3つの量からエネルギーの次元を持った量を作ろうとすると、[T]を含むのは
のみだから、
2[M2L4T−2]に比例させなくてはいけない。後Lとmを適当にかけることで次元あわせをすると、[(
2)/(mL2)]でエネルギーの次元となる。実際に計算した結果はこれの数倍程度の量になるだろう。
この結果は不確定性関係を用いた考察からも出てくる。長さLの箱に閉じ込められているということは、位置の不確定性は最大でも∆x=Lである。一方∆x ∆p > hであるから、運動量は∆p=h/L程度の不確定性を持たなくてはいけない。この場合、エネルギーも[(p2)/2m] = [h2/(2mL2)] 程度を持っているはずである。
|
|
| (13.1) |
| (13.2) |
]となる。
これから、境界条件を考慮しなければ、k=[√[2mE]/
]と置いて、
| (13.3) |
| (13.4) |
| (13.5) |
| (13.6) |
| (13.7) |
| (13.8) |
)2)/(2mL2)]というエネルギーを持つことになる。エネルギーが任意の値を取れず、何か整数nを使って表せるようなとびとびの値を取る(量子化される)ことは量子力学でよく現れる現象であるが、これは束縛状態(粒子が空間の一部に集中して存在している状態)の特徴である63。
規格化条件∫ψ* ψdx=1を満たすようにAを決めよう。
| (13.9) |
この式の積分はsin2θ = [1−cos2θ/2]を使って積分することもできるが、グラフを思い浮かべれば右のようになり、「山と谷が消し合う」ということを考えればちょうど底辺L、高さ1/2の長方形の面積になることがわかって、答えはL/2になる。これから、
| (13.10) |
| (13.11) |
| (13.12) |
|
]は、境界条件を考慮する場合もあるんですか?| ψn(x)= |
√ |
| eiθ sin | ( |
nπx L | ) |
|