| (7.18) |
| (7.19) |
| (7.20) |
|
| (7.21) |
| (7.22) |
| (7.23) |
| 力学変数 | 基本方程式 | 初期条件 | ||||||||
| 古典力学 (ニュートン) | xi(t) | m [( d2 xi)/dt]=fi | xi(t=0),[(dxi)/dt](t=0) | |||||||
| 古典力学 (ハミルトン) | xi(t),pi(t) |
| xi(t=0),pi(t=0) | |||||||
| 量子力学 | ψ(→x,t) |
| ψ(→x, t=0) |
| (7.24) |
| (7.25) |
| (7.26) |
| (7.27) |
| (7.28) |
|
]Etと書ける時、φ(→x)が満たすべき方程式を求めよ。この方程式は「定常状態のシュレーディンガー方程式」と呼ばれる。
[演習問題7-2]
波動関数ψ(→x,t)がψ(→x,t)=φ(→x)e−[i/
]Etと書ける時は、ψ*ψが時間によらないことを示せ。また、エネルギーの原点をずらしてもψ*ψには影響がないことを確かめよ。
[演習問題7-3]
以下のような関数で表される波動関数を考える(考える範囲は
[−π,π]としよう)。それぞれを規格化し、確率密度のグラフの概形を書け。
|
|
|
|
|
|
|
|
まず、単色波(1種類の波長の波しか入っていない場合)について考えよう。今、波数(定義は[2π/波長])がkで、角振動数(2π×振動数で定義される)がωであり、x軸正方向に進行している波を考えると、その波はeikx−iωtのような式で表すことができる。この波の速度はvp = [k/ω]である。この式の形から、時間が∆t増加すると位相がω∆t減少すること、x軸正方向に∆x移動すると位相がk ∆x増加することがわかる。波の同位相の点は、k∆x = ω∆tを満たす場所に移動する。つまり、[∆x/∆t] = [ω/k](テキストは分母分子逆でした)である。
この速度vp=[ω/k]はeikx−iωtで表される波の、同位相の点がどのように動いていくかを示す速度なので「位相速度」(phase velocity)と呼ぶ。そしてこれは「波束(あるいは「粒子」)の動く速度」とは一致しない。そもそも、eikx−iωtという波は、宇宙の端から端まで(x=−∞からx=∞まで)常に同じ振幅1で振動している波であって、波の「塊」になっていない。つまり波束を作るには単色波ではだめで、いろんな波長の波(いろんなkの波)を足し合わせて「塊」を作らなくてはいけない。
次に単色波ではない簡単な例として、2種類の波長の波の和を考えよう。波数k−∆kで角振動数ω−∆ωの波と波数k+∆kで角振動数ω+∆ωの二つの波を重ねてみる。この二つの波を同じ振幅として足すと、
| (8.1) |

| (8.2) |
| (8.3) |
| (8.4) |
| (8.5) |
| (8.6) |
ω = [(h2)/(2mλ2)]であるから、ω(k) = [(
k2)/2m]となり、位相速度は
| (8.7) |
| (8.8) |