
C1=C2=A/2とした場合の解(実数部を取った)
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(3.18) |
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(3.19) |
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(3.20) |
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(3.21) |
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(3.22) |
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(3.25) |
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| (何か)×( |
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(3.26) |
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( |
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(3.27) |
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固有ベクトルと固有値
ベクトルにある行列Mをかけた時、結果が元のベクトルに比例するベクトルになる時、そのベクトルをMの「固有ベクト
ル(eigenvector)」
と呼び、この時出てくる値λを「固有値(eigenvalue)」と呼ぶ。N×N行列の場合、固有値は最大N個ある。
対称でない行列の時は行列をどっちから書けるかによって、
と区別するが、いまMは対称行列なのでこの区別はない。 これはつまり、「固有ベクトルがかけられるとわかった時は、行列を単なる 数(固有値)に置き直してもよい」ということになる。つまり複雑な行列を固有値という「ただの数」に変更することができる。これが固有ベクトルを使うと計 算が楽になる理由である。 |
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(3.29) |
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(3.30) |
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(3.31) |
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(3.32) |
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(3.33) |
は
の逆行列だからである(このように「逆演
算」を「逆行列」で計算できるのも行列の強み)。
以上で行った計算をもう一度見直そう。元々の運動方程式(3.25)に行列
をかけると、左辺
は(X,Y)の式になる。右辺にも(3.33)を代入して、
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(3.34) |
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(3.35) |
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という行列と、その逆行列であるT−1(た
またま、今の場合はTと一致した)ではさんで、 T−1M
Tという行列を計算し、
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(3.36) |
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(3.37) |
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(3.38) |
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(3.39) |
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(3.40) |
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(3.41) |
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(3.42) |
の逆行列が自分自身になったのは偶然ですか?