今後の予定

★平成27年9月3日(木)15:00-16:30

場 所: 理学部313教室

講演者: 武藤 哲也 先生 (島根大学大学院 総合理工学研究科)

講演題名:「動的平均場理論の視点から見た重い電子系」

講演概要:

現在の強相関電子系の理論的研究手法の一つとして確立された 動的平均場理論の原理を解説し,近藤効果から重い電子系の研究 に至る研究の流れと動的平均場理論の方法論的な位置づけの対比を通じて,重い電子系の特異な諸物性を理解する試みを紹介する.


過去の談話会

★平成27年7月2日(木)16:20-17:20

場 所: 理学部313教室

講演者: 谷口 敬介 先生 (琉球大学理学部物質地球科学科物理系)

講演題名:「ブラックホール−中性子星連星の一般相対論的準平衡解」

講演概要:

 ブラックホールと中性子星は、太陽の8倍以上の質量を持つ恒星がその一生を終えて燃え尽き、超新星爆発を起こしたあとに残される天体です。これらの天体は重力が非常に強いので、一般相対論を用いて研究する必要があります。

 ブラックホールと中性子星が連星系を構成している場合(ブラックホール−中性子星連星)、その軌道運動によって重力波が発生します。重力波とは一般相対論で存在が予言されている、時空のゆがみが伝わっていく波のことです。重力波が放出されると、連星系からエネルギーと角運動量を持ち去ってしまうので、連星間距離は徐々に縮まり、最後には合体します。これらの現象で放出される重力波を含む、さまざまな重力波の直接観測を目指して、現在、レーザー干渉計と呼ばれる観測装置が稼働を開始しつつあり、近い将来、実際に観測されると期待されています。

 本講演では、ブラックホール−中性子星連星が徐々に連星間距離を縮めて合体に至る過程のうち、合体直前段階を取り上げ、2006年以降本格化した一般相対論を用いた研究の進展について、準平衡解に重点を置いた解説を行います。



2014年度の談話会

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