◆「宇宙科学概論」

講師:戎崎 俊一(えびすざき としかず) (理化学研究所 主任研究員)

対象学年:4年次、大学院生

日時:2007年12月10日(月)〜13日(木)

教科書:ゼミナール宇宙科学(大学生協にて3360円)

講義タイトル

  • 第一回 太陽のエネルギー源
  • 第二回 超新星1987A
  • 第三回 宇宙X線の発見
  • 第四回 パルサーの発見
  • 第五回 銀河の発見
  • 第六回 宇宙膨張の発見
  • 第七回 超高速計算機の作り方
  • 第八回 ブラックホールの作り方
  • 第九回 銀河宇宙線と地球の機構

講演会

  • タイトル:「国際宇宙ステーションで迫る極限エネルギー宇宙線の謎」
  • 日時:2007年12月11日(火) 4時限(16時20分〜)
  • 場所:理114教室

◆超イオン導電体の基礎

講師:河村 純一 教 授

東北大学 多元物質科学研究所

場 所:理313

1 固体イオニクスと超イオン導電体(概要) 8月21日(月)13:00− 15:00

  • 超イオン導電体、固体イオニクスとは

講演会 8月21日(月)16:00 − 17:00

「NMRによる燃料電池用プロトン伝導体の研究」

2 イオン伝導の理論

  • 結晶格子欠陥理論 8月22日(火)10:00 − 12:00

  Schotky欠陥と Frenkel欠陥、 Kroger-Vinkの記号、活性化エネルギー

  • 拡散とイオン伝導 8月22日(火)13:00 − 14:30

  拡散方程式、酔歩問題、ネルンスト・アインシュタインの関係

  • 液体のイオン移動 8月22日(火)15:00 − 16:30

  ブラウン運動、ランジュヴァン方程式、ストークス・アインシュタインの式

  一般化されたランジュヴァン方程式、交流伝導度

  • ガラスとポリマーのイオン移動 8月23日(水)10:00 − 12:00

  ガラス・ポリマーの構造、VTF則、自由体積理論

  カップリング・デカップリング、第2のガラス転移

  バーコレーション理論

3 イオン移動の計測手法 8月23日(水)13:00-14:30

  • イオン伝導度の測定方法

  複素インピーダンス法、その他の手法

  • 核磁気共鳴(NMR)法 8月23日(水)15:00-16:30

  Bloch方程式、パルス・フーリエ変換NMR

  緩和と線巾の理論、磁場勾配NMR(拡散係数測定法)、イメージング(MRI)

4 イオン伝導体の応用

  • リチウム電池への応用 8月24日(木)10:00 − 12:00

  電子状態の変化、リチウム電池の構造、全固体リチウム電池

  • 燃料電池への応用 8月24日(木)13:00 − 14:30

  燃料電池の種類、燃料電池の原理、高分子電解質膜のプロトン移動

  NMRによる水とプロトンの解析、マイクロイメージング

★固体物理学とMNR

講師:小原 孝夫(兵庫県立大)

11月29日(水)〜12月1日(金)

講演会: 「NMRによる重い電子系超伝導体URu2Si2の研究」

11月30日(16:30〜17:30)

★圧力によって誘起される固体内の新しい電子物性

講師:巨海玄道(九州大学)

12月12日(火)〜12月14日(木)

対象は4年生および院生です。

講演会は13日(水)に予定されています。

◆熱物性概論

講師:梅原出(横浜国立大学工学研究科)

日時:6月18日(月)〜21日(木)

対象:4年次・大学院生

概要:

量子力学の復習からはじめて、固体中の電子状態についてふれる。

  1. 低温、高圧など極限状態で物性を研究する意味付けを 初学者向けに解説する
  2. 熱容量の測定から何が分かるか議論する。また、実際の測定と解析方法などについて、実験装置・実験データなどを具体的にあげながら解説する。
  3. 上記のことがらをふまえた上で、重い電子状態にある系 について、その物理を議論する。熱物性のみならず、dHvA効果などについても解説する。

◆「金属強磁性の基礎理論」

講師:久保 健(くぼ けん) (青山大学理工学部物理・数理学科教授)

対象学年:3年次、4年次、大学院生

日時:2008年1月22日(火)〜25日(金)

  • 第一回   Introduction、分子場理論と相関効果
  • 第二回   Nagaoka 強磁性
  • 第三回   無限大次元における強磁性
  • 第四回   無限大次元における強磁性(続き)
  • 第五回   Liebのフェリ磁性
  • 第六回   flat band 強磁性(Mielkeによる厳密証明)
  • 第七回   nearly flat band 強磁性(Tasakiによる厳密証明)
  • 第八回   近似計算および数値計算の結果
  • 第九回   軌道縮重の効果
  • 第十回   軌道縮重の効果(続き)

講演会

  • タイトル 「拡張部分ライングラフ格子上の磁性」
  • 日時 2008年1月25日 5時限
  • 場所 理313

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Last-modified: 2008-08-07 (木) 16:39:29 (5905d)